交響曲第9番

交響曲第9番は1824年に作られた曲で、ベートーベン最後の交響曲とされています。交響曲第9番の大きな特徴といえば、合唱が入れられていることです。元来、声楽と交響曲が一緒になることは考えられていませんでした。

交響曲第9番(つづき)

ベートーベンの交響曲第9番によって、声楽と交響曲の組み合わせが一般的なものへとなったのです。

ベートーベンの交響曲第9番は「第九」と呼ばれ、その一部である「歓喜の歌」は、日本では年末の風物詩として歌われることが多いです。交響曲第9番はベートーベンの作品ですが、歓喜の歌の歌詞は、すべてがベートーベンのものではありません。

ドイツの代表的な作家であるフリードリヒ・フォン・シラーの作品に「歓喜に寄す」という詩があります。このフリードリヒ・フォン・シラーの歓喜に寄すの詩をベートーベンが編集したのが歓喜の歌です。

ベートーベンイメージ

交響曲第9番といえば、歓喜の歌がクローズアップされることが多いですが、歓喜の歌は曲の最後のパート部分です。交響曲第9番は第1楽章からはじまり、全体で75分もある曲です。

歓喜の歌は、曲の3分の2ほどすぎたあたりで、合唱パートとして演奏されます。日本では交響曲第9番は冒頭から演奏する機会が少ないため、歓喜の歌のパートだけを交響曲第9番だと勘違いしている人が多いようです。

交響曲第9番は、第1楽章からクライマックスの歓喜の歌への伏線が張り巡らせてある、とても考えられた曲構成となっています。弦楽器の明るく軽やかで心地いい音や、管楽器の力強いメロディの盛り上がりなど、まさにベートーベンの集大成の作品といえます。


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