後世の音楽家への影響

ベートーベンの音楽は、その後の音楽家へ大きな影響を与えています。ベートーベン以降の音楽家たちはすべて、多かれ少なかれ、なんらかの影響を受けていると断言してもいいかもしれません。

後世の音楽家への影響(つづき)

ベートーベンが活躍する前の音楽家たちは、貴族や宮廷に仕え、公式や私的な行事の際に曲を作るのが一般的でした。

ベートーベンは天才音楽家のモーツァルトに憧れを抱きますが、彼は幼いときからヨーロッパ中を旅しています。それは、仕える貴族や宮廷を探す旅行でもありました。

しかし、ベートーベンは貴族や宮廷のパトロン的な関係を拒みます。貴族や宮廷のために作曲するのではなく、大衆に向けて作品を作る音楽家として活躍します。ベートーベンの芸術家としての態度は、音楽史において大きなポイントとなってきます。

オペラ

ベートーベンに影響された音楽家の1人にワーグナーがいます。ワーグナーはベートーベンの「交響曲第9番」に触発されて、ロマン派音楽として押し進めていきます。

管弦楽法をもちいて音響の効果を大きくしたり、ベートーベンがもちいた古典的な和声法から、革新的和声へと発展させていきます。

ブラームスもワーグナーとは違うところで、ベートーベンの影響を受けています。ブラームスはベートーベンの古典的な音楽形式を受け継ぎます。

ロマン派音楽が主流の時代の中で、ベートーベンの古典派を守っていました。しかし、ブラームスの曲も古典派を保持しつつも、旋律や和声などではロマン派の特徴も現れていたようです。

なお、ベートーベンは旧来の古典派に属する楽曲だけでなく、晩年には革新的な様々な試みをおこなっています。その意味で、彼の半生は古典はというよりロマン派に属するという見方もあります。


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