ベートーベンの作風

ベートーベンの作風は、初期、中期、後期と大きく3つに分けることができます。初期にあたるのが20歳前半、ベートーベンはハイドンに弟子入りして、本格的に音楽を学び、初めて曲を作り上げる頃です。

ベートーベンの作風(つづき)

それまでは演奏家だったベートーベンですが、作曲家としてデビューしたベートーベンは、古典派の様式を忠実にあらわしています。

明るくて軽快な作品を残しており、師であるハイドンや、モーツァルトの影響がとても大きかったことが伺えます。また、初期のころは耳の病気で悩むことがなかったことも、明るい作風の原因かも知れません。

中期は、難聴の兆候があらわれてきた時期です。音楽家であることに絶望を感じて遺書を書くなど精神的にも追い詰められています。

ベートーベンイメージ

この時期に、ベートーベンはウィーン古典派の形式を再発見しています。徹底して形式的、法則的なことを追求して、古典派形式を拡大していきます。

ベートーベンの中期の作品である「交響曲第3番エロイカ(英雄)」や「交響曲第5番」などは、ベートーベンの作風が顕著にあらわれています。

古典派の形式を発展させ、革新的な技法によって表現しており、「暗から明」といった曲構成は、のちのロマン派に大きな影響を与えます。

後期には、すでに耳が聞こえなくなっていたベートーベンですが、1818年に大きなスランプに陥ります。それを脱するのに、バッハがもちいた対位法を研究します。

この対位法を曲に取り入れることで、ベートーベンはスランプから立ち直ります。「交響曲第9番」は、このころの作品です。


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